富士市で外壁塗装を検討中の方必見!塗装時期の目安を分かりやすく解説!

外壁の塗り替えを実施する時期の目安は新築時と2回目以降の塗装で変わってきます。ここでは富士市で外壁塗装を検討している方に向けて、適切な塗装時期の目安について解説していきます。

外壁は常に紫外線や雨風にさらされているため、時間とともに徐々に劣化していきます。外壁は建物を外的要因から保護する重要な役割を担っているため、マイホームの寿命を延ばすためには定期的な外壁塗装を実施することが大切です。一方で、どの程度の頻度で塗装をすべきか分からないという方も少なくないでしょう。外壁塗装にかかる費用は決して安いものではないので、適切な塗装時期を見分けることが大切ですが、ここでは富士市で外壁塗装を検討中の方に向けて外壁の塗装時期の目安について解説していきます

外壁塗装の時期が遅れることで生じる問題とは?

外壁は建物を紫外線や雨風などの外的要因から保護するという重要な役割を担っていますが、外壁に使われるほとんどの素材には防水性は備わっていません。外壁に防水性を持たせているのは外壁表面に施された塗膜なのですが、この塗膜は紫外線や雨などにより劣化していきます。劣化とともに防水性も損なわれていくため、適切な外壁塗装の時期を見逃してしまうと雨漏りにつながる恐れがあります。

雨漏りは建物が腐食して寿命が大きく縮んでしまう恐れがあるとともに、シロアリやカビなどが発生したり、漏電や火災が起こったりする可能性も否定できません。建物の躯体が腐食してしまった場合、本来は3世代にわたって暮らせるような住宅でも1世代で寿命を迎えてしまう可能性もあります。 また、雨漏りなどの重大な問題が起こらなかったとしても、塗装時期が遅れることで余計な費用がかかる可能性もあるので注意が必要です。

適切な時期を逃さなかった場合、外壁のメンテナンスは基本的に塗装のみで済みますが、塗装時期が遅れるほど修繕箇所が増えて余計な費用が発生する可能性が高まります。特に、外壁を新しいものに張替える必要があるほど劣化が進んでしまった場合、費用負担が一気に増える可能性が高いです。本来であれば100万円ほどで済んでいたはずの工事費用が、2倍以上かかってしまうケースもあるので外壁の塗装時期は見誤らないことが大切です。

新築から初めての外壁塗装は5年から7年が目安

外壁塗装を実施する時期は、新築から初めての塗装においては5年から7年が目安です。外壁材には様々な種類がありますが、現在日本の住宅の約8割が窯業系サイディングボードを採用しています。主成分がセメントの窯業系サイディングボードは防水性が高くないため、工場から出荷される際に塗装を行うことで防水性を持たせているのですが、新築時は初期費用を抑えるために耐久性が高い塗料が使われることはほとんどありません。そのため、新築後の外壁の防水性は5年から7年ほどで切れてしまいます。

一般的に外壁塗装は10年に1回のペースで実施すべきと言われていますが、新築後5年くらいから補修が必要な場所が少しずつ出てくる住宅が多いです。窯業系サイディングボード以外の外壁材も、ほとんどのケースで5年から7年で最初に施された塗装による防水性が失われてしまうので、新築から初めての外壁塗装は5年から7年を目安に実施するのがおすすめです。詳しくは後述しますが、色あせや汚れなどが目立ってきた場合は防水性が失われつつあるサインなので、早めに外壁塗装を実施しましょう。

2回目以降の外壁塗装は前回の塗料によって時期を判断しよう

過去に外壁塗装を実施したことがある住宅における最適な塗装時期は、前回使った塗料によって変わってきます。外壁塗装に使われる塗料には様々な種類があるのですが、基本的には高価な塗料ほど耐用年数が長く、次の塗り替えまでの期間を延ばすことが可能です。

外壁に使われる主な塗料としては、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機などが挙げられますが、各塗料の耐用年数はアクリルが3~5年、ウレタンが8~10年、シリコンが10~15年、フッ素が15~20年、無機が20~25年となっています。 このように塗料の種類によって耐用年数が異なるので、前回の塗装の契約書や保証書でどの種類の塗料が使われているのかを確認しておきましょう。

なお、これまでの外壁塗装ではウレタン塗料やシリコン塗料が使われるのが主流だったため、多くの住宅では前回の塗装から8年から15年が次の外壁塗装の目安となります。また、どの塗料が使われているのか分からないという場合も多いかと思いますが、このような場合は後述する劣化症状から塗装時期を判断しましょう。

外壁塗装を検討すべき劣化症状とは?

外壁の劣化スピードは、使われている塗料だけでなく建物の周辺環境によっても変わってくるので、実際に塗装が必要な時期かどうかは外壁の劣化具合も含めて判断することが大切です。外壁の劣化症状には様々なものがありますが、サイディングの目地にひび割れが起こっている場合や、外壁に色褪せやカビ、コケなどが見られる場合は目安となる年数を迎えていない場合でも塗装を検討しましょう。

窯業系サイディングボードの外壁には、ボードとボードの間にコーキング(シーリング)と呼ばれるゴム状の緩衝材が施されているのですが、このコーキングに見られるひび割れは劣化のサインです。劣化がコーキングのひび割れだけであれば建物自体には影響が及んでいないため、この時点で外壁塗装を行えば建物を良好な状態のまま保護することができます。

また、日当たりが良い場所に起こりやすい色褪せや、日当たりが悪い場所に起こりやすいカビやコケ、藻も外壁の劣化を知らせるサインです。東側や南側などの日当たりが良い場所は紫外線の影響で色褪せなどの劣化が起こりやすく、逆に北側や西側の日当たりが悪い場所は外壁材が湿気を含んでカビやコケ、藻が発生しやすくなります。これらの症状が見られた場合、外壁の防水性が失われつつあるので塗り替えを検討すべき時期と言えます。

早急に外壁塗装を実施すべき劣化症状とは?

サイディングの目地のひび割れや色褪せ、カビなどの症状は外壁の劣化を知らせるサインではありますが、早急に塗り替えが必要なほどの劣化ではありません。しかし、チョーキングや塗膜の浮き・剥がれ、クラックなどの症状が見られた場合は早急な塗り替えが必要です。 チョーキングとは、塗料に含まれる顔料が塗膜表面に出てくる現象で、外壁を手で触った際に粉状のものが付着するか否かでチェックできます。

チョーキングが起こっている場合、外壁の防水性は非常に低くなっているので、雨漏りがいつ起こってもおかしくありません。 塗膜の浮きや剥がれも重大な劣化症状です。塗膜の浮きや剥がれは外壁材と塗膜の密着度が低くなっている証拠で、外壁内部に雨水が浸入しやすい状態となるため早めの塗り替えを実施しましょう。

クラックとは外壁に起こったひび割れのことです。ひび割れを放置すると雨水が浸入する可能性が高まりますが、特に幅が0.3mm以上のひび割れが見られる場合は早急なメンテナンスが必要です。 自宅の外壁をじっくりと観察する機会は少ないかと思いますが、1年に1回は外壁を隅々までチェックして劣化症状が起こっていないか確認しておくことをおすすめします。

外壁塗装のベストシーズンはいつ?

外壁塗装は基本的に1年中行うことができますが、一般的には春と秋が外壁塗装のベストシーズンと言われています。外壁塗装に使われる塗料は、基本的に気温が5℃以上、湿度が80%以下で、雨や雪が降っておらず霜も降りていなければ施工できます。これらの条件を満たしていれば季節を問わず外壁塗装を行うことができますが、気温や湿度、天候の条件が整いやすいのが春と秋となります。

また、外壁塗装中は建物周囲を養生するため、窓を開けられなかったりエアコンが使えなかったりするという問題がありますが、これらの問題が大きく影響しないのも春と秋がベストシーズンだと言われる理由です。

ただし、4月から5月にかけては天候が不安定になりやすく、10月までは台風シーズンなので天候次第では工期が延びてしまう可能性があります。加えて、春と秋は多くの方が外壁塗装を依頼する時期なので、塗装業者の繁忙期となります。優良な塗装業者は予約が取りにくくなるので、これらの時期に外壁塗装を行う際は早めに予約を取ることが大切です。なお、春と秋は夏や冬と比べて価格が高くなる傾向があるので、この点についても留意しておきましょう。

夏や冬の外壁塗装は避けるべき?

一般的に外壁塗装のベストシーズンは春と秋と言われていますが、夏や冬に行えないわけではありません。 夏は梅雨や台風、ゲリラ豪雨などの影響で工期が延びやすく、窓が開けられないことで室内が暑くなるという問題があります。猛暑により塗装面の温度が上がり過ぎている場合も施工できないものの、気温が高いことで塗料は早く乾きますし、塗料の伸びも良いため天候が安定していれば作業はスムーズに進みます。

冬は日照時間が短いため作業可能な時間が限られるとともに、気温や雪、霜の影響で工期が延びるケースが少なくありません。積雪地域では依頼自体を受け付けていないこともありますが、空気が乾燥しているため塗料の定着が良いというメリットがあります。

また、夏も冬も塗装業者の閑散期となるため予約が取りやすく、この時期に割引キャンペーンを実施している業者も少なくありません。数万円ほどの値引き交渉にも応じてくれる可能性もあるので、早急に外壁塗装を実施したい場合や少しでも費用を抑えたいという場合は春や秋を避けて夏や冬に依頼するのも一つの手です。

外壁塗装の塗り替え時期を遅らせる方法

外壁塗装に要する費用は決して安いものではないため、塗り替え周期が短くなってしまうと多額の費用がかかってしまいます。外壁塗装の塗り替え時期を遅らせるためには、定期的なメンテナンスと適切な塗料を選ぶことが重要です。

メンテナンスについては、定期的に自分たちで掃除を行ったり、劣化が見られる部分のみを補修したりすることが大切です。補修には費用がかかるものの、外壁塗装の周期が短くなってしまうよりもトータルコストは抑えられるので、こまめにメンテナンスを行って外壁の耐久性を維持しましょう。

また、外壁に使われる塗料には様々な種類がありますが、基本的には耐用年数が長い塗料を使うのがおすすめです。アクリル塗料をはじめとしたグレードが低い塗料は1回の塗装費用は抑えられますが、短いスパンで再塗装が必要になります。外壁塗装にかかる費用は職人の人件費や足場代なども含まれるので、長期的な目で見るとグレードが低い塗料よりも耐用年数が長いグレードが高い塗料を使った方がコストを抑えることが可能です。無理をして塗料のグレードを上げる必要はありませんが、予算に余裕があるのであればグレードが高い塗料を選択すると良いでしょう。

外壁に劣化症状が見られない場合でも定期的に診断は受けておく

外壁塗装は、目立った劣化症状が出ていないのであれば、早急に実施する必要はありません。しかし、外壁の劣化症状の中には素人が見ただけでは判断できないものもあるので、劣化症状が見られない場合でも定期的に専門家による点検を実施しておくことが大切です。専門家に点検を依頼すれば、現在の劣化状況が分かるため塗装の必要性を判断できますし、軽度の劣化症状であれば補修を行うことで塗装時期を遅らせることも可能です。

そのため、1年に1回を目安に点検を実施することをおすすめしますが、外壁塗装業者の中には無料で外壁の診断を行ってくれるところもあります。診断を依頼したからと言って必ず外壁塗装を行わなければならないわけではなく、診断の結果から契約しないという判断もできるので、外壁塗装を実施すべきか迷っている方はまずは診断を受けてみると良いでしょう。

なお、外壁の診断を依頼する際は外壁劣化診断士などの資格を持っているか確認することをおすすめします。資格が無くても正しく診断してくれる可能性はありますが、経験や知識が乏しい担当者にあたってしまうと正確な診断が受けられない恐れがあるので、診断を依頼する業者を選定する際は資格の有無を一つの判断材料にすると良いでしょう。

富士市で外壁塗装を行う際は優良な業者に依頼しよう

適切な時期に外壁塗装を実施すると、建物自体の劣化を防ぐことができますが、外壁塗装業者の中には悪質な業者も一定数存在しているので注意が必要です。悪質な業者に塗装を依頼してしまうと、手抜き工事による不具合が発生して余計な費用がかかってしまう恐れがあります。また、契約後に追加工事が必要になったと言って費用を吊り上げる業者も少なくないので注意が必要です。

しかし、施工実績が豊富、詳細な見積書を提示してくれる、工事の内容を分かりやすく説明してくれるといった優良業者であれば、適切な価格で質が高い施工を行ってくれます。アフターフォローも充実しているので、安心して外壁塗装を任せることができます。

一方で、外壁の劣化を指摘して不安を煽って契約を迫ってきたり、過剰な値引きを行ったりする業者は悪徳業者である可能性が高いです。悪質な業者の多くは、その場での契約を迫ってくることが多いものの、即日での契約は絶対に結ばないようにしましょう。富士市にある外壁塗装業者の多くは優良な業者ですが、業者選びの際は悪徳業者の存在を念頭に置いて必ず複数社に見積もりを依頼して比較することが大切です。

まとめ

外壁は建物を紫外線や雨風などの外的要因から守るという重要な役割を担っていますが、外壁表面に施された塗膜は時間とともに徐々に劣化していきます。そのため、外壁は適切な時期に塗り直す必要がありますが、適切な塗装時期は築年数や前回使った塗料から判断できます。しかし、外壁の劣化スピードは周辺環境によっても変わってくるので、定期的に外壁を観察して劣化症状を見逃さないことが大切です。また、外壁の劣化症状の中には素人では判断できないものもあるので、専門家による点検も定期的に実施して適切な塗装時期を見極めましょう。